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ケイ いたる・とどまる・かんがえる
会意
禾(けい)と尤と旨(けい・■旨頁の初文)からなる。
上部はケイと尤からなるもので、ケイは木の曲頭なるもの。
ケイは軍門の象。
軍門にはケイ形の表木を立てたが、
のち和表・桓表といわれるものがそれである。
尤は犬牲、
その表木のところに用いたものであろう。
そこは軍の聖所で、
神の臨むところえある。
旨は祝禱の器の曰に対して、
上より神霊の降下する形で、
ケイの初文。
神霊を迎えて拝するをケイといい、
金文にみえるケイ首(拝礼)はのちの稽首の字にあたる。
これからいえば、
禾形の表木のもとに犬牲を埋め、
祝禱して神霊を迎え、
神霊のそこに稽(いたる)を稽という。

by mteisi | 2019-01-11 08:16 | 語源で遊ぶ


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