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正義
正しい行いのことを正義だと思っているが、
正しいが一体何をさすのか分かりにくい。
辞典には正しいことが満載だと思っていたが、
どうもそうではないらしい。
正義を字統で解剖してみよう。
正義_c0169176_11384210.jpg

まずは正。
正の象形は囗と止との組合わせ。
囗は囲いで城郭をあらわす。
止は足跡の形で、止とか之(ゆく)をあらわす。
それで正は城郭に進撃することなのだ。
征伐の征が字義をよくあらわしている。
政治の政は正に攴の組合わせで、
攴は手に棒を持っている形。
他国に侵攻して税を
収めさせるようにすることなのだ。
これが正しいこととはなかなか言えない。
それで[説文]の解釈は一に止まると解釈し、
度を過ごさない、
足れるを知るというように解釈した。
これが私達にはなじみ深い。
殷時代は戦に勝つことが正しいだった。
これも今にも通じるかも知れない。

さて義。
羊と我とからなる。
羊はこの場合は牲肉。
我はわたしなのだが、
もとはノコギリの形。
我がのこぎりの意で使われなくなって、
鋸を作った。
義とは、
神に捧げる牲肉が汚れたものでないかを、
鋸で引いて確かめることをいう。
神に捧げられる神意にかなう牲肉ということで、
「ただしい」の意となる。
また、
王羲之の羲には、
我の下に丂がついているが、
後ろ脚などの肢体の一部。

by mteisi | 2020-05-18 11:47 | 白川静考


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