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幸の語源は
幸と執の切文字。
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幸は手械(手錠)というのが白川説。
首も斬られず、
百叩きにもあわず、
手錠ぐらいでよかった。
という僥倖の意味合いを持つ、
しあわせが幸の字。
これくらいが幸せだと、
しあわせを期待しなくいい。
説文では夭と屰からできているという。
夭は夭死であやしい死に方で、
それに屰をくわえて、
その逆でしあわせだといっている。
なんだかややこしい。

幸のつく執は、
丸がついているるが、
丸は○の意味ではなく、
両手にものを持つ形で、
丮(けき)という字。
これは手錠をかけられて、
ひざまずいている姿。
罪人をとらえる意味となる。
のちにすべてものを「とらえる」ことなり、
とらえるの意味から、
手に取る「とる」の意味となり、
執行・執務・のように、
おこなうの意味に使われた。
文字は時代によって変化していく。
それにしても、
手錠をかけられた人の文字が、
あるなんて思もしなかった。


by mteisi | 2020-06-12 19:10 | 白川静考


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