蘇東坡の寒食詩巻は書の最高峰の一つ。 自分の思いを詩にして、 書き留めておく、 ここに書の神髄がある。 この書の前半部分の一首を、 草書で書いてみた。 前半部分が今日の一首寒食雨二首其一 自我來黄州 我れ黄州の來りし自り 已過三寒食 已に三たびの寒食を過せり 年年欲惜春 年年春を惜まんと欲すれども 今年又苦雨 今年又た雨に苦しむ 兩月秋蕭瑟 兩月秋蕭瑟たり 臥聞海棠花 臥して聞く海棠の花の 泥汙臙脂雪 泥に臙脂の雪を汙さるるを 暗中偸負去 暗中偸かに負ひて去る 夜半眞有力 夜半眞に力有り 何殊病少年 何ぞ殊ならんや病める少年の 病起頭已白 病より起てば頭已に白きに
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朝歌6月25日 >>
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