書の形
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金文・篆書・隷書・楷書・行書・草書で書を書いてみた。金文、篆書、草書は新たに字を覚えないと読めないが、金文は絵になっているので慣れてくると理解は早い。ところが草書はなかなか覚えるのが難しい。だが、抽象的な絵画性があり魅力的だ。
楷書の書は聿(イツ・ふで)と曰(エツ・いわく)との組み合わせだが、金文や篆書では聿と者を組み合わせたもの。者はものを表わすがかくすという意味もある。交叉させた木と曰からできている。曰は神への祈りの文を入れる器の口(サイ)の中に祝詞がある形。曰の上に木の枝を重ね、土(木の枝の間の点が土を表わす)をかけ、お土居(土の垣。土塁)を作る形である。殷代ではお土居で囲んで外からの襲撃に備えた。お土居の中にお札のようにして曰が埋められており、お札に書かれた文字を書という。邪霊などを祓うまじないとしてしるされた神聖な文字のことである。
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by mteisi | 2008-09-04 06:23 | 語源で遊ぶ


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