2012年 10月 09日 ( 2 )
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チュウ そら

[説文]に「舟輿(しゅうよ)の極(いたり)覆ふところなり、とあり、
水行陸行の果てまで覆う意とする。
天が地を覆うという意であろう。

[淮南子(えなんじ)、斉俗訓(せいぞくくん]に
「往古今來、これを宙と謂ひ、四方上下、これを宇と謂ふ」
とあり、宙を時間の意とする。

宇宙はともに宀に従っていて建物の形であり、
空間を示す語であったはずであるが、
のちに分別して空間を宇、時間を宙としたのであろう。

[淮南子、覧冥訓(らんめいくん)]の[高誘注]に
宇を屋簷(屋根とひさし)、宙を棟梁(むねとはり)の
意としているが、その方が初義であろう。
由に軸の意があり、棟梁の義に通じる。

由は[説文]や古い文字資料にもなく
字源が確かめがたいが、
おそらく初文は卣で、
果実が熟して中が油化し、
空虚となったものであろう。
それで外殻のみあって、
内実のないものを宙という。

卣はユウで酒器の名。
把手のついた瓠形の器で、
酒器に用いる。
もと瓠形の器で、古くは瓠を刳って
酒器に用いたもので、瓢箪の類。
のち青銅器で作られ、
殷周期のものに精品が多い。
by mteisi | 2012-10-09 07:26 | 語源で遊ぶ
古今和歌集858
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am7:20
晴れわたる青空。

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よみ人しらず

こゑをだにきかでわかるるたまよりも
なきことにねむ君ぞかなしき

いとしい夫の声さえ聞かないで死んでいく私よりも、
帰って来て、私のいない寝床に、寂しく独り寝るであろう
夫がいたわしいことであるよ。
by mteisi | 2012-10-09 07:24 | 古今和歌集