2013年 04月 01日 ( 3 )
懐風藻66
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晩秋於長王宅賓
 従五位下備前守田中朝臣浄足

苒々秋云暮 飄々葉已涼 西園開曲席 東閣引珪璋
水底遊鱗戯 巌前菊気芳 君侯愛客日 霞色泛鸞觴

晩秋於長王の宅において賓す

苒々として秋ここに暮れ 飄々として葉すでに涼し 西園曲席を開き 東閣珪璋を引く
水底遊鱗戯れ 巌前菊気芳し 君侯客を愛する日 霞色鸞觴に泛ぶ

月日は日に日に移り晩秋になった。黄葉は風のまにまに散っている。西の御苑に曲水の宴を設け、東の高楼に詩文の俊才を招かれる。水底に遊魚の鱗が光り、巌前には菊花の香が芳しい。君侯が客をもてなす日、霞の色は鸞の盃に映っている。
by mteisi | 2013-04-01 07:46 | 懐風藻
古今和歌集1031
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am7:09
すっきり雲と青い空に月。

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寛平の御時きさいの宮の歌合のうた
 藤原おきかぜ

春霞たなびくのべのわかなにも
なり見てしがな人もつむやと

春霞のたなびく野辺の若菜にでも、
なってみたいものである。
そうすれば、
だれか摘んでくれる人があるかと思うので。
by mteisi | 2013-04-01 07:23 | 古今和歌集
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ソウ おもう・ねがう

相は樹木を見るこという。
樹木の茂るさまを歌い、
これを見るという行為が、
そのまま魂振り的にその生命の本質にせまり、
祝頌の意を示すものとされた。
心が加わり、
見てその形容を思い浮かべることになり、
のち、形態に即したものから、
想念・思想のように用いる。
by mteisi | 2013-04-01 07:15 | 語源で遊ぶ