2013年 04月 05日 ( 3 )
懐風藻69
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初春於作宝楼置酒
 長屋王

景麗全谷室 年開積草春 松烟双吐翠 桜柳分含新
嶺高闇雲路 魚驚乱藻浜 激泉移舞袖 流声韵松筠

初春作宝楼において置酒す
 
景は麗し全谷の室 年は開く積草の春 松烟双びて翠を吐き 桜柳分って新を含む
嶺は高し闇雲の路 魚は驚く乱藻の浜 激泉舞袖を移せば 流声松筠に韵く

今、金谷の室の景色は麗しく、年は春、草は重なり繁っている。松も霞もともに緑にけぶり、桜や柳もそれぞれ新鮮である。峯は暗くたなびく雲の彼方に聳え、魚は重なりただよう藻の中に跳る。激しく湧く泉のほとり袖を翻すと、水の調べは松と竹に調和する。
by mteisi | 2013-04-05 08:11 | 懐風藻
古今和歌集1035
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am7:48
幽かな雲の上の青いそら。

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 みつね

蝉の羽のひとへにうすき夏衣
なればよりなむ物にやあらぬ

蝉の羽のように一重でうすい夏の着物が、
着なれるとしわがよるように、
慣れ親しんだなら、
寄りついてしまうものではないか。
by mteisi | 2013-04-05 08:09 | 古今和歌集
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フク かえる・むくいる・くりかえす・また

旁の复は量器を反覆(うちかえす)する形。
それを往来の意に用いたのが復。
すべてのとの状態に回復することをいう。
死者の霊をよび返すことも復という。
by mteisi | 2013-04-05 07:58 | 語源で遊ぶ