2013年 04月 18日 ( 3 )
懐風藻80
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従駕吉野宮 
 正五位下図書頭吉田連宜

神居深亦静 勝地寂復幽 雲巻三舟谷 雲開八石洲
葉黄初送夏 桂白早迎秋 今日夢淵上 遺響千年流

駕に吉野宮に従ふ 
 
神居深うしてまた静かなり 勝地寂にしてまた幽かなり 雲は巻く三舟の谷 雲は開く八石(さか)の洲(しま) 葉は黄にして初めて夏を送り 桂白うして早く秋を迎ふ 今日夢淵(ゆめのわだ)の上(ほとり) 遺響千年に流る

吉野の宮殿は山深く静かな所である。すぐれた風景にかこまれひっそりと奥深い。雲は三船の山を取りまき、雲は八石の洲を離れていく。葉は黄葉して夏を送り去り、桂花は白く咲いて秋を迎え入れる。今、夢のわだのほとりに立つと、流れは千年の昔の響きをつたえてくる。
by mteisi | 2013-04-18 07:56 | 懐風藻
古今和歌集1048
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am7:04
白一面の空。

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 平中興

逢ふ事の今ははつかになりぬれば
夜ふかからでは月なかりけり

あの人に会う機会も、今では人目をはばかり、
わずかになってしまったので、
夜が更けてからでななくは、
手だてもないことである。
二十日になったので夜更けてからでないと、
月は出ていない。
by mteisi | 2013-04-18 07:28 | 古今和歌集
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フ はなぶさ・おおきい・ず

否定・打ち消しの「ず」に借用して用いる。
もと象形で花の萼柎の形であるが、
その義に用いられることは殆どない。
by mteisi | 2013-04-18 07:25 | 語源で遊ぶ