2013年 04月 24日 ( 3 )
懐風藻86
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秋日於長王宅宴新羅客
 贈正一位左大臣藤原朝臣総前

職貢梯航使 従此及三韓 岐路分衿易 琴樽促膝難
山中猿吟断 葉裏蝉音寒 贈別無言語 愁情幾万端

秋日長王の宅において新羅の客を宴す
 
職貢梯航の使 これより三韓に及ぶ 岐路衿を分つことやすく 琴樽膝を促むことかたし
山中猿吟断え 葉裏蝉音寒し 別に贈るに言語なし 愁情いく万端ぞ

貢物をもって新羅の使いが海山を越えてきた。その使いが今三韓に帰っていく。別離の袂をわかつ時は来やすく、琴や酒で心を開いて語る時は期しがたい。山の中では猿の鳴き叫ぶ声もたえ、葉のかげて鳴く蝉もうそ寒い感じだ。別れに当たってのことば、何ともいいようがない。ただ悲しみの情がこみあげてくるばかりだ
by mteisi | 2013-04-24 08:02 | 懐風藻
古今和歌集1054
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am7:34
雨降りの白。

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 くそ(久曾)

よそながらわが身にいとのよるといへば
ただいつわりにすぐ許なり

まったく無関係でありながら、
私に糸が近づくというので、
私はただいつわりであるといって、
聞き流しているだけである。
by mteisi | 2013-04-24 07:46 | 古今和歌集
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フ はなぶさ・おおきい・ず

否定・打ち消しの「ず」に借用して用いる。
もと象形で花の萼柎の形であるが、
その義に用いられることは殆どない。
by mteisi | 2013-04-24 07:38 | 語源で遊ぶ