2013年 04月 30日 ( 3 )
懐風藻90
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秋日於左僕射長王宅宴
 正三位式部卿藤原宇合

帝里烟雲乗季月 王家山水送秋光 霑蘭白露未催臭 泛菊丹霞自有芳
石壁蘿衣猶自短 山扉松蓋埋然長 遨遊已得攀竜鳳 大隠何用覓仙場

秋日於左僕射長王の宅において宴す
 
帝里の烟雲季月に乗ず 王家の山水秋光を送る 蘭を霑す白露いまだ臭を催さず 菊に泛ぶ丹霞おもずから芳あり
石壁の蘿衣なほおのづから短く 山扉の松蓋埋んでしかも長し 遨遊すでに竜鳳に攀づるをえたり 大隠なんぞ用ゐむ仙場を覓むるを

帝都の空は晩秋の雲がたなびき、王の邸宅は秋の光で静かである。蘭をうるおす白露は香りを含んでいないが、菊にただよう赤い霞は自然の香りがある。石垣のさるおがせはまだ短く、山荘の門をおおう松はこんもりとして丈高い。宴席に列して十分に楽しませていただいた。市の隠者はいまさら仙人の住居を求める要はない。
by mteisi | 2013-04-30 08:11 | 懐風藻
古今和歌集1060
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いっぱいの雲が迫り来る。

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そゑにとてとすれがかかりあくすれば
あないひしらずあふさきるさに

そうであるからといって、
ああしればこうなり、
こうすればああなる。
ああ、なんと言ったらいいかわからない。
世の中というものは、
こちらがよければあちらが悪いというように、
行きちがいばかれであって。
by mteisi | 2013-04-30 07:50 | 古今和歌集
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クウ あな・むなしい・そら

声符は工。
工には虹・杠のようにゆるく湾曲する形のものを
示すものがあり、空もその声羲をうける字である。
もと空竅をいい、空虚・空孔の意であった。
天空の羲は最も後起のものである
by mteisi | 2013-04-30 07:41 | 語源で遊ぶ