2013年 05月 02日 ( 3 )
懐風藻92
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遊吉野川
 正三位式部卿藤原宇合

芝蕙蘭蓀沢 松柏桂椿岑 野客初披薜 朝隠蹔投簪
忘筌陸機海 飛繳張衡林 清風入阮嘯 流水韵嵆琴
天高槎路遠 河𢌞桃源深 山中明月夜 自徳幽居心

吉野川に遊ぶ
 
芝蕙蘭蓀の沢 松柏桂椿の岑 野客初めて薜を披き 朝隠しばらく簪を投ず
筌を忘る陸機が海 繳を飛ばす張衡が林 清風阮嘯に入り 流水嵆琴に韵く
天高うして槎路遠く 河𢌞って桃源深し 山中明月の夜 自得す幽居の心

沢には芝や蕙・蘭また蓀が生い茂り、岑には松・柏それに桂や椿が茂りあう。野人がまさきのかずらを切り開き、仕官の隠士は冠をぬいでここにくつろぐ。巨魚を釣り上げては筌を忘れて帰り、狩猟に熱中して林の中を駈けまわる。清風のすんだ調べは阮籍の嘯きのように、流水のたぎる響きは嵆康の琴のよう。天は高く筏をあやつる舟路は遠く、河はくねって桃源の深さを思いしる。吉野の山中、この明月の夜、幽居とはかくあるものと悟りえた。
by mteisi | 2013-05-02 08:00 | 懐風藻
古今和歌集1062
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am6:13
紫の入った澄みきった青空。

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 在原元方

よのなかはいかにくるしと思ふらむ
ここらの人にうらみらるれば

この世の中は、
どんなに苦しいと思っているだろうか。
おおぜいの人々に、
恨まれているので。
by mteisi | 2013-05-02 07:30 | 古今和歌集
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ム ない・まう

もとは雨乞いして
巫女が両袖をひるがえし舞っている形。
両足をつけて舞とし、
無はないという意味に仮借した。
by mteisi | 2013-05-02 07:20 | 語源で遊ぶ