2013年 05月 05日 ( 3 )
懐風藻94
c0169176_7142454.jpg

暮春於弟園池置酒
 従三位兵部卿兼左右京大夫藤原朝臣万里

城市元無好 林園賞有餘 彈琴中散地 下筆柏英書
天霽雲衣落 池明桃錦舒 寄言礼法士 知我有麤疎

暮春弟の園池において置酒す

城市元より好なし 林園賞するに餘りある 彈琴中散が地 筆を下す柏英が書
天霽れて雲衣落ち 池明らかにして桃錦舒ぶ 言を寄す礼法の士 わが麤疎あるを知るべし

町中には賞美するものがない。林園にはありあまるほど興趣がある。嵆康の境地を思って琴をひき、柏英が興趣にならって筆をおろす。雨やんで雲は散りうせ、池澄んで桃花は照り映える。一言おことわりする礼儀正しい諸士よ、わたしの行為に時折疎漏があることを。
by mteisi | 2013-05-05 07:16 | 懐風藻
古今和歌集1065
c0169176_7123045.jpg
am:6:56
しずかな明るさ。

c0169176_7122838.jpg


 千さと

白雪のともにわが身はふりぬれど
心はきえぬ物にぞありける

白雪が降るとともに、
私の身は老いてしまったが、
心だけは、雪とちがって、
いつまでも消えないものであるよ。
by mteisi | 2013-05-05 07:13 | 古今和歌集
c0169176_755687.jpg

ソウ おもう・ねがう

相は樹木を見るこという。
樹木の茂るさまを歌い、
これを見るという行為が、
そのまま魂振り的にその生命の本質にせまり、
祝頌の意を示すものとされた。
心が加わり、
見てその形容を思い浮かべることになり、
のち、形態に即したものから、
想念・思想のように用いる。
by mteisi | 2013-05-05 07:08 | 語源で遊ぶ