2013年 05月 07日 ( 3 )
懐風藻96
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過神納言墟
 従三位兵部卿兼左右京大夫藤原万里

君道誰云易 臣義本自難 奉規終不用 帰去遂辞官
放曠遊嵆竹 沈吟佩楚蘭 天閽若一啓 将得水魚歓

神納言の墟を過ぐ
 
君道たれか易しといふ 臣義もとより難し 規を奉じてつひに用ひられず 帰り去ってつひに官を辞す
放曠として嵆竹に遊び 沈吟して楚蘭を佩ぶ 天閽もし一たび啓かば まさに水魚の歓びをえん

君主の道をだれが容易だというのか、臣下の勤めはそれにもましてむずかしい。忠言を奉ったが用いられないで、官を辞めて故郷に帰った。嵆康のようにのびのびと竹林に遊び、屈原のように蘭を手折って声低く歌う。もし宮門をお開きなされたならば、君臣親密な歓びがえられましょうに。
by mteisi | 2013-05-07 07:53 | 懐風藻
古今和歌集1067
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am7:03
青い空から始まる。

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法皇ひし河におはしましたりける日、
「さる山のかひにさけぶ」ということを
題にてよませたまうける
 みつね

わびしらにましらななきそあしびきの
山のかいあるけふにやあらぬ

宇多法皇が西川に御幸なされた日、
「猿が山の峡(かい)で叫ぶ」
ということを題としておよませなされた歌。

そんなわびしそうに、猿よ鳴くな、
法皇の御幸をお迎えして、
まことに鳴くかいのある今日ではないか。
by mteisi | 2013-05-07 07:25 | 古今和歌集
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シキ・ショク・シ しるす・しる・かんがえ

声符はショク。
しょくは戈(ほこ)に呪飾を加えたもので、
標識とする意がある。
標識は人が認識するものなので、
識別・知識の意となる。
by mteisi | 2013-05-07 07:14 | 語源で遊ぶ