2013年 05月 17日 ( 3 )
懐風藻106
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春日於左僕射長王宅宴
 外従五位大学頭塩屋連古麻呂

卜居傍城闕 乗興引朝冠 繁絃弁山水 妙舞舒斉紈
柳条風未煖 梅花雪猶寒 放情良得所 願言若金蘭

春日於左僕射長王の宅において宴す

居を卜して城闕に傍ひ 興に乗じて朝冠を引く 繁絃山水を弁じ 妙舞斉紈を舒ぶ
柳条風いまだ煖かならず 梅花雪なほ寒し 放情まことに所をえたり 願はくば金蘭のごとくならむことを

宮城門の傍らに邸宅を構え、興のわくままに朝臣を招いて宴を開かれる。弦の調べは山水の趣を演じわけ、巧みな舞いはねり絹の衣をひるがえす。柳に吹く風はまだ温かとはいえず、梅は咲いたが雪はなお冷たい。気儘におもいを馳せるに格好なお所、いつまでも金蘭の交わりでありたいものだ。
by mteisi | 2013-05-17 08:26 | 懐風藻
古今和歌集1077
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ねずみ、しろ、あおが同居しているような空。

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み山にはあられふるらしとやまなる
まさきのかづらいとづきにけり

奥山には霰が降っているようである。
里に近い山ではまさきの葛が、
すっかり色づいてしまったのであるから。
by mteisi | 2013-05-17 08:07 | 古今和歌集
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セイ・シヨウ こえ・こわ

声の旧書体。
ケイと耳とを組み合わせた形。
ケイはつるした磬(石の楽器)を
殴(う)ち鳴らす形。
耳に聞こえるその鳴る音を聲といい、
「おと、ひびき」の意味となる。
甲骨文字には磬の下に口(サイ)を加えるのは、
神をよぶための祈りを示し、
磬がもと神をよぶための楽器であったことを
示している。
by mteisi | 2013-05-17 08:00 | 語源で遊ぶ