2013年 07月 08日 ( 3 )
岑參
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行軍九日思長安故園
 岑參

強欲登髙去 無人送酒來 遙憐故園菊 應傍戰場開

行軍九日、長安の故園を思ふ
 岑參 しんしん

強ひて髙きに登りて去らんと欲するも 人の酒を送りて來るもの無し 遙かに憐れむ故園の菊 應に戰場に傍うれ開くなるべし

今日は九月九日、重陽の節句、吉例によって骨を折って高い所に登って菊花の酒を飲もうと思った。しかし、白衣の人が酒を送ってきてくれる気配もない。何事も臨時の軍営のことなので、思うにまかせない。それどころか気の毒なのは故郷の長安のことだ。庭の菊も咲くことは咲いているだろうか。戰場になっているところに淋しく咲いていることだろう。
by mteisi | 2013-07-08 07:19 | 唐詩選五絶
藤原敏行朝臣
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am7:02
湧雲白灰間隙空色

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藤原敏行朝臣

住の江の岸に寄る波よるさへや
夢の通ひ路人目よくらむ

住の江の岸に寄る波の、
その「よる」という言葉ではないが、
昼間はもちろんのこと、どうして夜までも、
夢の中で恋人のところへ通う道で、
あなたは人目を避けるのであろうか。
by mteisi | 2013-07-08 07:16
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コ ゆえ・ことさら・もと

会意。
古と攴(ぼく・攵)とを組み合わせた形。
古は口(サイ・祝詞を入れる器)のうえに、
聖器としての干(盾)を置いて
祈りの効果を長く保たせることをいう。
古に打つという意味の攴を加えるのは、
祈りの効果をことさらに害することであるから、
故は「ふるい・もと」という本来の意味の他に、
「ことさら、事故」の意味となり、
またそのことを正当化する理由、
「ゆえ」の意味となる。
by mteisi | 2013-07-08 07:07 | 語源で遊ぶ