カテゴリ:萬葉集( 1331 )
萬葉集1340
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海原乃 路尒乗哉 吾戀居 大舟之 由多尒將有 人兒由惠尒
海原の 路に乗りてや 吾が戀ひ居らむ 大舟の ゆたにあるらむ 人の子ゆゑに
 右五首古歌集中出

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正述心緒
垂乳根乃 母之手放 如是許 無爲便事者 未爲國
たらちねの 母が手はなれ かくばかり すべ無き事は いまだ爲なくに

by mteisi | 2019-03-25 07:32 | 萬葉集
萬葉集1339
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内日左須 宮道尒相之 人妻姤 玉緒之 念乱而 宿夜四曾多寸
うち日さす 宮道に逢ひし 人妻故に 玉の緒の 思ひ亂れて 寝る夜しぞ多き

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眞十鏡 見之賀登念 妹相可聞 玉緒之 絶有戀之 繁比者
まそ鏡 見しかと思ふ 玉の緒の 絶えたる戀の 繁き此の頃 




by mteisi | 2019-03-24 07:30 | 萬葉集
萬葉集1338
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岡前 多未足道乎 人莫通 在乍毛 公以來 曲道爲
岡の崎 たみたる道を 人な通ひそ ありつゝも 君が來まさむ よき道にせむ

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玉垂 小簾之寸鷄吉仁 入通来根 足乳根之 母我問者 風跡將申
玉垂の 小簾のすけきに 入り通ひ來ぬ たらちね 母が問はさば 風と申さむ



by mteisi | 2019-03-23 07:26 | 萬葉集
萬葉集1337
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天在 一棚橋 何將行 ■(わか)草 妻所云 足壯嚴
天なる 一つ棚橋 いかにか行かむ 若草の 妻がりと云はば 足をかざらむ

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開木代 來背若子 欲云余 相挟丸 吾欲云 開木代來背
山城の 久世の若子が 欲しと云ふ吾 あふさわに 吾を欲しと云ふ 山城の久世

by mteisi | 2019-03-22 07:52 | 萬葉集
萬葉集1335
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朝戸出 公足結乎 閏露原 早起 出乍吾毛 裳下閏奈
朝戸出の 君が足結を 濡らす露原 早く起きて 出でつゝ吾も 裳裾濡らさな

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何爲 命本名 永欲爲 雖生 吾念妹 安不相
何せむに 命をもとな 永く欲りせむ 生けりとも 吾が思ふ妹に 易く逢はなくに



by mteisi | 2019-03-20 07:24 | 萬葉集
萬葉集1334
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惠得 吾念妹者 早裳死耶 雖生 吾迩應依 人云名國
うるはしと 吾が思ふ妹は 早も死なぬか 生けりとも 吾に寄るべしと 人の云はなくに

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狛錦 紐方叙 床落迩祁留 明夜志 將來得云者 取置待
高麗錦 紐の片へぞ 床に落ちにける 明日の夜し 來なむと云はば 取り置きて待たむ



by mteisi | 2019-03-19 07:41 | 萬葉集
萬葉集1333
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長谷 弓槻下 吾隱在妻 赤根■(夾刂) 所光月夜迩 人見點鴨
長谷の 弓槻が下に 吾が隠せる妻 茜さし 照れる月夜に 人見てむかも

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健男男之 念乱而 隱在其妻 天地 通雖光 所顯目八方
健男の 思ひ亂れて 隱せる其の妻 天地に とほし照るとも あらはれめやも



by mteisi | 2019-03-18 07:38 | 萬葉集
萬葉集1332
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旋頭歌
新室 壁草茢迩 御座給根 草如 依逢未通女者 公隨
新室の 壁草刈りに いまし給はね 草の如 寄り合ふをとめは 君がまにまに

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新室 踏静子之 手玉鳴裳 玉如 所照公乎 内等白世
新室を 踏み鎮む子が 手玉し鳴も 玉の如 照らせる君を 内へと申せ



by mteisi | 2019-03-17 07:49 | 萬葉集
萬葉集1331
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寄花
我屋戸尒 開有梅乎 月夜好美 夕々令見 君乎社待也
我やどに 咲きたる梅を 月夜よみ 夕々見せむ 君をこそ待て

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寄夜
足檜木乃 山下風波 雖不吹 君無夕者 豫寒毛
あしひきの 山のあらしは 吹かねども 君無き夕は かねて寒しも



by mteisi | 2019-03-16 07:45 | 萬葉集
萬葉集1330

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海小船 泊瀬之山尒 落雪之 消長戀師 君之音曾爲流
あま小舟 泊瀬の山に 零る雪の け長く戀ひし 君が音ぞする

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和射美能 嶺徃過而 零雪乃 猒毛無跡 白其兒尒
和射美の 嶺行き過ぎて 零る雪の 厭ひも無しと まをせ其の兒に



by mteisi | 2019-03-15 07:45 | 萬葉集