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古今和歌集282
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am7:03☆
むらさきの山並みからうすい肌色そしてブルーへと。

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みやづかへひさしうつかうまつらで山ざとにこもり侍りけるによめる
 藤原関雄

おく山のいはがきもみぢちりぬべし
てる日のひかり見る時なくて

宮廷に久しく出仕申さないで、山里に引きこもっていた時に詠んだ歌。

奥山の絶壁に根をおろした紅葉が散ってしまいそうである。
あかるく照る太陽の光を仰ぎみる時もなく。
by mteisi | 2011-03-13 07:17 | 古今和歌集
古今和歌集281
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am7:04☆
一面しろっぽいグレー。

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題しらず
 よみ人しらず

佐保山のははそのもみぢちりぬべみ
よるさへ見よとてらす月影

佐保山の美しい柞の黄葉が散りそうになってしまったので、
昼間だけでなく夜まで見なさいとて、月が照っていることである。
by mteisi | 2011-03-12 07:28 | 古今和歌集
古今和歌集280
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am6:50☆
うす紅の雲に淡いブルースカイ。



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人の家なりけるきくの花をうつしうゑたりけるをよめる
 つらゆき

さきそめしやどしかはれば菊の花
色さへにこそうつろひにけり

人の家にあった菊の花を、我が家に移し植えたのを詠んだ歌。

はじめて咲いた家から移されたので、
この菊の花は色まで変わってしまったことであるよ。
by mteisi | 2011-03-11 07:18 | 古今和歌集
古今和歌集279
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am6:23☆
くらいグレーの雲。

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仁和寺にきくのはなめしける時に、
「うたそへてたてまつれ」とおほせられければ、
よみてたてまつりける
 平さだふむ

秋をおきて時こそ有りけれ菊の花
うつろふからに色のまされば

仁和寺にいらせられた宇多法皇が、菊の花をお召しになった時に、
「和歌を添えて奉れ」とおっしゃったので詠んで献上した歌。

秋は菊の花盛りであるがそれはそれとして、
また別に盛りの時があったことであるよ。
菊の花が色がわりするとともに、美しくなるのを見ると。
by mteisi | 2011-03-10 06:52 | 古今和歌集
古今和歌集278
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am7:03☆☆
うすあかい雲がふんわりと浮かんでいる。

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これさだのみこの家の歌合のうた
 よみ人しらず

いろかはる秋のきくをばほととせに
ふたたびにほふ花とこそ見れ

是貞親王家歌合に番(つか)われた歌。

霜にあって色の変わる秋のきくをば、
一年のうちに二度咲きにおう花と見あやまることである。
by mteisi | 2011-03-09 07:18 | 古今和歌集
古今和歌集277
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am6:58☆
空の青さがまぶしい。

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しらぎくの花をよめる
 凡河内みつね

心あてにをらばやをらむはつしもの
おきまどわせる白菊の花

白菊の花を詠んだ歌

もし折りとるならば当て推量で折りとることにしよう。
初霜がおいてどれが花なのかわからなくなってしまっている
この白菊の花は
by mteisi | 2011-03-08 07:14 | 古今和歌集
古今和歌集276
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am7:05☆
白のひろがり。

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世のなかのはかなきことを思ひけるをりにきくの花を見てよめる
 つらゆき

秋の菊ににほふかぎりはかざしてむ
花よりさきとしらぬわが身を

この世の無常を感じていたときに、菊の花を見て詠んだ歌。

秋の菊が美しく咲いている間は、冠にさして延命を願いましょう。
菊の花が散るより先に、しぬかもしれない我が身なのであるから。
by mteisi | 2011-03-07 07:21 | 古今和歌集
佐伯祐三
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佐伯祐三の絵には文字があふれている。
こんなに生き生きとした文字はなかなかない。
とても楽しげだ。
これは書だ。
とっても魅力的な書だ。
by mteisi | 2011-03-06 16:12 | 歴史的な作家と書
古今和歌集275
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am7:04☆
鼠と白の重なる空。

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おほさわの池のかたにきくうゑたるをよめる
 
ひともとと思ひしきくをおほさはの
池のそこにもたれかうゑけむ

大沢の池をかたどった州浜に菊が植えてあるのを詠んだ歌。

菊は一本だけであると思っていたのに、
大沢の池の底にももう一本見えるが、
たれが植えたのであろうか。
by mteisi | 2011-03-06 07:23 | 古今和歌集
古今和歌集274
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am6:48☆
白い雲が帯のように。

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菊の花のもとにて人の人まてるかたをよめる
 とものり

花見つつ人まつ時はしろたへの
袖のかとのみぞあやまたれける

菊の花のもとにで、ひとりの人がだれかを待っている形の州浜を詠んだ歌。

花を見ながら人を待っているときには、
待ちわびる人の白い袖かとばかり見あやまられたことであるよ。
by mteisi | 2011-03-05 07:13 | 古今和歌集