<   2012年 07月 ( 64 )   > この月の画像一覧
古今和歌集764
c0169176_633554.jpg
am5:36
白い雲青い空黒い雲。

c0169176_633092.jpg


山の井の浅き心もおも(脱字)わぬに
影許(ばかり)のみ人の見ゆらむ

私は山の清水のように浅い心などで、
あの人を思ったわけではないのに、
なぜあの人は水面にちらちら映る影くらいにしか
姿を見せないのであろうか。
by mteisi | 2012-07-07 06:06 | 古今和歌集
c0169176_54302.jpg

意味のないものにどんな物が付着してくるのか。
ただ書くという行為の中から。

むちゆうのむ
こちゆうのこ
うちゆうのう
むこうのそら
by mteisi | 2012-07-07 05:56 | 自作の書
古今和歌集763
c0169176_6191646.jpg
am5:50
上の方には青い空も。

c0169176_6191933.jpg


わが袖にまだき時雨のふりぬるは
君が心に秋やきぬらむ

私の袖にまだ秋でもないのに時雨が降ったのは、
あなたの心にすでに秋がきてしまったからであろうか。
by mteisi | 2012-07-06 06:24 | 古今和歌集
c0169176_63290.jpg

キ かえる・とつぐ・おくる

旧字は歸。
𠂤と止と帚からなる。
卜文・金文は𠂤と帚からなる。
𠂤は軍が出行するとき祭った肉で脤という。
凱旋のときはこれを寝廟に奉じて、
帰還の報告をする。
帚は廟中を酒で浄めるときのも。
帰は軍が帰還して寝廟に報告する儀礼のこと。
by mteisi | 2012-07-06 06:17 | 語源で遊ぶ
古今和歌集762
c0169176_6454122.jpg
am6:10
雲のすがたがにぎやかにかろやか。

c0169176_6453674.jpg


玉かづら今はたゆとや吹く風の
おとにも人のきこえざるらむ

今はもう私との仲はすっかり絶えたというのであろうか、
あの人は便りでも、なんとも言って来ないようであるのは。
by mteisi | 2012-07-05 06:48 | 古今和歌集
c0169176_6343523.jpg

カン やくにん・つかさどる

宀と𠂤との組み合わせ。
宀は廟屋、
𠂤は軍を発するときに奉ずる祭肉の形。
行軍中はこれを聖所におき、
軍礼をを行い所とした。
by mteisi | 2012-07-05 06:40 | 語源で遊ぶ
古今和歌集761
c0169176_6422333.jpg
am6:04
青い空が久し振り。

c0169176_6425528.jpg


暁のしぎのはねがきももはがき
君がこぬ夜は我ぞかずかく

夜あけがたに鴫が幾度となく繰り返し羽をしごくように、
あなたが幾夜も幾夜も来られない夜は、
私がその数を毎夜書きとどめておくことであるよ。
by mteisi | 2012-07-04 06:45 | 古今和歌集
c0169176_6182152.jpg

ケン つかわす・やる

𠂤肉を両手に持つ形と、
道を行くかたちの辵からなる。
辵は四つ角をあらわす行の偏と
進む意味の足から出来ているが、
ここでは
彳ではなく人が走っている。
走っているのにまた足を加えている。

漢字の面白さはこのように、
組み合わせによって
ことやものを形作っているところだ。
これまでの漢字教育では
こんなことは習わなかった。
白川静の功績は大だ。
by mteisi | 2012-07-04 06:29 | 語源で遊ぶ
古今和歌集760
c0169176_710534.jpg
am6:53
どしゃ降りに雷も。

c0169176_710561.jpg


あひ見ねばこひこそまされみなせ河
なににふかめて思ひそめけむ

逢わずにいるので恋しさがますますつのるのであるが、
水無瀬川のように愛情の深くもないあの人を、
どうして私は深く思い込んでしまったのであろうか。
by mteisi | 2012-07-03 07:13 | 古今和歌集
c0169176_639287.jpg
肉と刀

c0169176_639696.jpg
肉と台


シ いくさ・せんせい

𠂤と帀の組み合わせ。
帀は把手のある曲刀の刃部に小さな叉枝のあるもの。
軍の出行するときは、祖廟や軍社などに祭って神佑を祈り、
祭肉を携えて出行する。
途中で軍を分遣して行動するときは、その祭肉を分けて出発させる。
遣とは𠂤肉を携える意。
それで𠂤の傍らに刃器をそえて師とした。

𠂤は祭肉だから軍の駐屯するときには、
台の上に置いた。
それで二番目の書には𠂤に横棒の一がそえられている。
二本の場合もある。
by mteisi | 2012-07-03 07:05 | 語源で遊ぶ