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劉長卿
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平蕃曲 其二
 劉長卿

絶漠大軍還 平沙獨戍間 空留一片石 萬古在燕山

平蕃曲 へいばんきょく 其二 そのに
 劉長卿 りゅうちょうけい

漠を絶って大軍還る 平沙獨戍間なり 空しく一片の石を留めて 萬古燕山に在り

ゴビの大砂漠を横断して大軍が凱旋した。砂地のつづく平原には、たった一つの砦がひっそり閑散をきわめている。あとにはただ石碑が一つ、漢の国威を萬古につたえるべく大将軍の功績をほりつけたものが燕然山の頂上にたてられているばかり。
by mteisi | 2013-07-18 08:34 | 唐詩選五絶
源宗于朝臣
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白雲湧湧青碧空

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源宗于朝臣

山里は冬ぞ寂しさまされける
人目も草も枯れぬと思へば

山里はいつも寂しいものだが、
冬はいっそう寂しさがまさって感じられることだ。
人の訪れもなくなり、草も枯れてしまうと思うので。
by mteisi | 2013-07-18 08:23 | 百人一首
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ム ない・まう

象形。
もとは雨乞いして巫女が両袖をひるがえし舞っている形。
無はないという意味に使うようになって、
両足をつけて舞とした。
by mteisi | 2013-07-18 08:13 | 語源で遊ぶ
劉長卿
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平蕃曲
 劉長卿

渺渺戍煙孤 茫茫塞草枯 隴頭那用閉 萬里不防胡

平蕃曲 へいばんきょく
 劉長卿 りゅうちょうけい

渺渺として戍煙孤なり 茫茫として塞草枯る 隴頭那ぞ閉づことを用ひん 萬里胡を防がず

はるばるとかなた、とりでのけむりが、ひとすじポツンとたちのぼっているきり。ひろびろと、はてしない邊地には草が枯れつくして、一望目をさえぎるものもない。隴山あたりの関所も、門を閉じて防衛を厳重にする必要がなくなった。四方萬里のはてまで、蛮族の侵入する心配が無くなったからだ。
by mteisi | 2013-07-17 08:27 | 唐詩選五絶
中納言兼輔
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下雲此上夏青彩爽

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中納言兼輔

みかの原わきて流るるいづみ川
いつ見きとてか恋しかるらむ

みかの原を分けて湧き出て流れるいづみ川の
「いつみ」という言葉のように、
いつ見たというので、
こんなにもあなたが恋しく思われるのであろうか。
by mteisi | 2013-07-17 08:08 | 百人一首
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コ ゆえ・ことさら・もと

会意。
古と攴(ぼく・攵)とを組み合わせた形。
古は口(サイ・祝詞を入れる器)のうえに、
聖器としての干(盾)を置いて
祈りの効果を長く保たせることをいう。
古に打つという意味の攴を加えるのは、
祈りの効果をことさらに害することであるから、
故は「ふるい・もと」という本来の意味の他に、
「ことさら、事故」の意味となり、
またそのことを正当化する理由、
「ゆえ」の意味となる。
by mteisi | 2013-07-17 07:54 | 語源で遊ぶ
蕭穎士
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九日陪元魯山登北城留別
 蕭穎士

綿連ち(嗤の口が氵)川迥 杳渺鴉路深 彭澤興不淺 臨風動歸心

九日元魯山に陪して北城に登りて留別す
 蕭穎士 せうえいし

綿連としてチ川迥(はるか)なり 杳渺として鴉路深し 彭澤興淺からず 風に臨んで歸心を動かす

今日は重陽の佳節で、魯山縣令の祝宴に陪席して、北の城壁に登って眺めると、チ川の流れがうねうねと遠くつづいており、鴉路のみちすじは、はるばると奥深く地平線へ分け入っている。今の世の陶淵明ともいうべき元君は、この佳節に高いところに登って、いかにも興深げに見受けられる。そして風に吹かれて、しきりにお国へ帰りたいご心境に名っておいでのようすだ。これも陶淵明が帰去来辞を作って彭澤縣令を辞任した心境にさも似た、すがすがしさではないか。
by mteisi | 2013-07-16 08:51 | 唐詩選五絶
貞信公
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白雲霞雲青混白

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貞信公

小倉山峰のもみぢ葉心あらば
今ひとたびのみゆき待たなむ

小倉山の峰の紅葉よ、
もしおまえに心があるのならば、
もう一度、天皇の行幸があるはずだから、
そのときまで散らないで待っていてほしいものだ。
by mteisi | 2013-07-16 08:29 | 百人一首
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ガイ さまたげる

この書は私の作字。
形声。
声符は疑。
[説文]に「止どむるなり」という。
疑は凝然として人の立ちつくす形であるから、
止まって進退しない意がある。
それで石によってさえぎられること。
障礙の意を示したものであろう。
路はまた碍に作ることがある。
by mteisi | 2013-07-16 08:24 | 語源で遊ぶ
丘爲
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左掖梨花
 丘爲

冷艶全欺雪 餘香乍入衣 春風且莫定 吹向玉階飛

左掖の梨花
 丘爲 きゅうい

冷艶全く雪を欺き 餘香乍ち衣に入る 春風且く定まること莫れ 吹いて玉階に向って飛ばしめよ

つめたいあでやかさはmまったく雪かと思われる。ただよう残り香は、たちまち人のころもにつく。春風よ、心あらば、しばらく吹きやまないでおくれ。そして飛び散る白い梨の花びらを、天子のお目にとまるよう、御座に近い玉のきざはしまで吹きおくっておくれ。
by mteisi | 2013-07-15 07:38 | 唐詩選五絶