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李拯
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退朝望終南山
 李拯

紫宸朝罷綴鵷鸞 丹鳳樓前駐馬看 唯有終南山色在 晴明依舊滿長安

朝より退ぞいて終南山を望む
 李拯

紫宸朝罷んで鵷鸞を綴り 丹鳳樓前馬を駐めて看る 唯終南山色の在る有り 晴明舊に依って長安に滿つ

紫宸殿における朝見の儀を終えて、文武百官は粛々として行列正しく退出した。自分もその一人として外へ出ると、丹鳳門の前で馬をとめて南方を眺めた。ここは髙臺の地なので遠方がよく見える。ああ、何もかも変わり果てた世の中に、ただ終南山だけは昔のまま晴れて明るく、長安の町中にそのみずみずしい姿を見せている。
by mteisi | 2014-01-18 07:51 | 唐詩選七絶
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ト 一斗・ます

象形。
柄のあるひしゃくの形。
斗も升も、ものを酌むひしゃくの形。
筲は一斗二升入りの竹器。
とりえのない者を、
「斗筲の人」という。
論語に孔子の言葉として出ている。
by mteisi | 2014-01-18 07:47 | 語源で遊ぶ
百人一首567
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つめたさのまじるそらいろかすむみよう


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猿丸大夫

奥山に紅葉踏み分け鳴く鹿の声聞く時ぞ秋は悲しき


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中納言家持

かささぎの渡せる橋におく霜の白きをみれば夜ぞふけにける


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安倍仲麿

 天の原ふりさけ見れば春日なる三笠の山にいでし月かも
by mteisi | 2014-01-17 07:58 | 百人一首2
張喬
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宴邊將
 張喬

一曲涼州金石清 邊風蕭颯動江城 坐中有老沙場客 横笛休吹塞上聲

宴邊將
 張喬

一曲の涼州金石清し 邊風蕭颯として江城を動かす 坐中沙場に老いたる客有り 横笛吹くを休めよ塞上の聲

涼州詞の一曲を奏でいずると、金石の鳴りものの音も澄みわたり、なんとなく邊境からの風がものすごく吹きおこって、この川ぞいの町をゆりうごかすような感じになった。この宴席には沙漠のなかで長く暮らし、年老いた客もいるのだ。このうえ、横笛をとり出して、さびしい邊塞の歌など吹かないでくれ。悲しくて悲しくて、とても我慢ができないだろうから。
by mteisi | 2014-01-17 07:52 | 唐詩選七絶
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ボウ のぞむ・ねがう

形声。
卜文は大きな目をあげて、
先方を仰ぎみる人の形で、
もと象形。
望はそれに声符として亡を加えた形声字。
by mteisi | 2014-01-17 07:48 | 語源で遊ぶ
百人一首234
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めのまえのかすかなふかみむれてくも


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持統天皇

春過ぎて夏来にけらし白妙の衣ほすてふ天の香具山


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柿本人麻呂

あしびきの山鳥の尾のしだり尾のながながし夜をひとりかも寝む


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山部赤人

田子の浦うち出でて見れば白妙の富士の高嶺に雪は降りつつ
by mteisi | 2014-01-16 07:51 | 百人一首2
司馬禮
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宮怨
 司馬禮

柳色參差掩畫樓 曉鶯啼送滿宮愁 年年花落無人見 空逐春泉出御溝

宮怨
 司馬禮

柳色參差として畫樓を掩ふ 曉鶯啼き送る滿宮の愁 年年花落ちて人の見る無き 空しく春泉を逐うて御溝を出づ

柳の絲は長く短く乱れ、青丹のいろどり美しい楼を掩うている。夜が明けると、鶯はあちこちから鳴き始め、宮殿のうちに満ちわたる春の愁いを送っている。来る年も来る年も、花は咲き、花は散って格別見る人もなく、花片はむなしく春の泉に落ちて水面の浮かび、流れて御溝の外へ出て行く。
by mteisi | 2014-01-16 07:37 | 唐詩選七絶
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キョウ・ケイ アーチ門・みやこ

象形。
アーチ形の門の形で、
上に望楼などの小楼を設けてある形。
これを軍営や都城の入り口に立てて京観という。
by mteisi | 2014-01-16 07:24 | 語源で遊ぶ
天智天皇
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はいいろのかぶさるくものきのしずみ


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天智天皇

秋の田のかりほの庵のとまをあらみ
わがころもでは露にぬれつつ

秋の田の、刈り取った稲の番をする仮小屋にいると、
屋根を葺いた苫の目が荒いので、
私の着物の袖は、
夜露にしっとりと濡れ続けることであるよ
by mteisi | 2014-01-15 07:59 | 百人一首2
段成式
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折楊柳
 段成式

枝枝交影鎖長門 嫩色曾霑雨露恩 鳳輦不來春欲盡 空留鶯語到黄昏

折楊柳
 段成式

枝枝影を交えて長門を鎖す 嫩色曾て霑ふ雨露の恩 鳳輦來らず春盡きんとす 空しく鶯語を留めて黄昏に到る

柳の枝と枝は影をまじえ、深く長門宮をとざしている。新芽のふいたわかわかしいとき、以前は雨露のめぐみにうるおうてきたものだった。いまは、みかどの神輿もおいでにならず、春の過ぎてゆこうとしている。ただむなしく鶯の鳴く音だけをとどめて、敎もたそがれてゆく。
by mteisi | 2014-01-15 07:57 | 唐詩選七絶