SAI-福岡書芸院

am6:02

やまのはにうすべにそえてそらたかし

山端添紅髙々青天

人事　茂間守跡　不相在　終八子等　面忘南

人言の　驚き間守ると　逢はずあらば　遂にや子らが　面忘れなむ

戀死　後何爲　吾命　生日社　見幕欲爲礼

戀ひ死なむ　後は何せむ　吾が命の　生ける日にこそ　見まく欲りすれ

ガン　たま・まるい

象形

弓弦にまるいたまを充てている形。

これをひいて弾くので弾丸という。

旱既大甚　黽勉畏去　　　　旱既に大甚し　黽勉して去ること畏る胡寧瘨莪以旱　僭不知其故　胡寧ぞ莪を瘨ましむるに旱を以てする　僭て其の故を知らず祈年孔夙　方社不莫　　　　年を祈ること孔だ夙く　方社莫からず昊天上帝　則不我處　　　　昊天上帝　則ち我を處らず敬恭明神　宜無悔怒　　　　明神を敬恭す　宜しく悔怒無かるべし

am6:20
あおぞらにいっせんひいてすがしけさ
青天一線清涼今朝

カン　かがみ・みる・いましめ

形声

声符は監。

監は盤に水をはり、

自分の顔容を映す意の字で、

鑑の初文。

不相思　公者在良思　黑玉　夢不見　受旱宿跡

相思はず　君はあるらし　ぬば玉の　夢にも見えず　うけひてぬえど

石根蹈　夜道不行　念跡　妹依者　忍金津毛

石根踏み　夜道行かじと　思へれど　妹によりては　忍びかねつも

旱既大甚　滌滌山川　　旱既に大甚し　山川を滌滌す

旱魃爲虐　如惔如焚　　旱魃虐を爲し　惔くが如焚くが如し

我心憚暑　憂心如熏　　我が心暑に憚る　憂心熏くが如し

羣公先正　則不我聞　　羣公先正　則ち我に聞かず

昊天上天　寧俾我遯　　昊天上天　寧ぞ我をして遯れ俾めんとす

am7:07

せみごえのほかにはなにもなきものか

蝉哥騒然無何他尒

カン　おとこやもめ

会意

魚と■(罒水・トウ)からなる。

トウは目から涙が落ちている形で、

涕(なみだ)の象形字であり、

涕は形声字。

年老いて妻を失ったものをいう。