古今和歌集397
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am6:07☆
グレ-の柔らかい重なり。

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かむなりのつぼにめしたりける日おほみきなどたうべて、
あめのいたくふりければゆふさりまで侍りて、
まかりけるおりにさかづきをとりて
 つらゆき

秋はぎの花をば雨にぬらせども
君をばましてをしと(誤字)こそおもへ

雷の壺(襲芳舎すおうしゃ)に人々をお召しになった日、
お酒など飲んで、雨がひどくふったので夕方までそこにいて、
退出するときに酒杯を手に持って詠んだ歌。

せっかく咲いている秋萩の花を雨にぬらして惜しいことをしたが、
それよりも雨がやんで、あなたと別れることになったのが、
いっそう惜しいと思うことである。
# by mteisi | 2011-07-06 06:27 | 古今和歌集
古今和歌集396
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am6:05☆☆
にがうりの凸凹のような白い雲が。

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仁和のみかどみこにおはしましける時に、
ふるのたき御覧じにおはしましてかへりたまひけるによめる
 兼芸法し

あかずしてわかるる涙たきにそふ
水まさるとやしもは見るらむ

光孝天皇が、まだ即位なさらず親王でいらっしゃったときに、
布留の滝を見物においでになって、お帰りなされたの詠んだ歌。

あきたらずお別れする私の悲しみの涙がこぼれ落ちてこの滝に流れ込むので、
滝の水が増すと、下流では見ることであろうか。
# by mteisi | 2011-07-05 06:23 | 古今和歌集
アフリカのお面
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ドゴンのお面


来年のアクロス展は「書花茶 アフリカの物達と」という展覧会を10月か11月に予定している。
 審美眼のところでも述べたが、柳宗悦の影響で世界の手仕事を見るようになった。柳がよいといった言葉と物とを観察して、似たものを見つけては手元に置くようにしていった。アフリカのもので最初に手に入れた物がどちらだったか今は思い出せないが、今回紹介のお面か藍染めの絞りかのどちらかだった。どちらもその在りようの面白さにドキドキしてしまったのを覚えている。骨董的な古美術という感覚で目にしてきた物とは一線を画した、感受性の奥の方を刺激されるような感覚を覚えた。
 自分の書もこのような作品になればと願いながら、アフリカの物達に出会う度に可能な限り手に入れてきた。美の原点としての存在、美の尺度の基準になるものとして接している。ヌーボーとしたこのお面の表情のような書が書けたらどんなにいいだろう。
# by mteisi | 2011-07-04 06:56 | 手仕事
古今和歌集395
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am6:03☆
白とグレーの重なり合い。

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 幽仙法師

どとならば君とまるべくにほはなむ
かへすは花のうきにはあらぬ

どうせ咲くのなら、君(親王)が見めでて帰らず、
とまるように美しく咲いてほしいものである。
引き止めることもできず君を帰らせてしまうのは、
桜の花にとっても憂いことではないか。
# by mteisi | 2011-07-04 06:23 | 古今和歌集
審美眼
 間違いではなかったことは、41年前、津金隺仙先生の「審美眼を養うのが上達の捷道(はやみち)」という言葉を母への葉書の中にみつけて、それに徹して暮らしてきたこと。

 さまざまな取り組みをしたがその一つが、2ヶ月教室を休んの京都・奈良旅行。京都では古本屋で「秋艸道人の書」という會津八一の作品集が目に飛び込んできた。とても面白いと感じたので買った。旅行ガイドをみていたら「日吉館」という旅館が面白そうなので奈良へ行った。日吉館は奈良を楽しむ文人墨客のスポットで、なんと八一の常宿でもあった。看板も八一が書いたものだった。訪ねていったら奈良を楽しむ学生たちであふれていた。あらゆるすき間に布団を敷きつめて泊まらせていた。東京芸術大学の三井君と武蔵野美術大学の長枝君と気が合い、三人で奈良のあちこちを見て回った。

 二人も帰るということだし、結構見てしまったので良寛さんを見てみたいと新潟へ行くことにした。鎌倉の藍田先生に挨拶をして横浜の長枝君の家に立ち寄った。彼の家の調度品が魅力的で、とくに水屋は美しい物があふれて、普通の物だが普通ではなかった。彼のお母さんが染織家の芹沢銈介のお弟子さんで、柳宗悦の教えの中で暮らしを見つめているということだった。

 新潟では良寛を尋ね、會津八一記念館によったら、近所の書店に佐久間書店の扁額、文字の周りに赤緑黄色の彩色をほどこした棟方志功の書に出会った。帰りの京都では河井寛次郎記念館に立ち寄り、「樂在其中」と書かれた拓本の軸に度肝を抜かれた。泰山金剛経の存在を知った。今思うと、この時の旅行が実に多くのきっかけを作ったことを実感するが、その中でも一番大きな出会いは柳宗悦との出会いだった。旅を終えて、父の書架を見ていてら「柳宗悦選集」が目に飛び込んできた。辞典片手に選集を読み終えた時には、すっかり柳の虜になっていた。私の書家としての道はここから大きく方向を変えていくことになった。

 今回の「街の一隅」の存在は私に大きな力を与えてくれた。それは「審美眼が大切」という言葉を単に知識として胸に刻むだけでなく、それを日々の暮らしの中に常に活用してきたことが、この展覧会の原動力になったことを実感したからである。その重要性をこれからもしっかりと見ていきたい。
# by mteisi | 2011-07-03 07:17 | 書について
古今和歌集394
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am6:00☆
ぼんやんりとやわらかい雲。

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うりむゐんのみこの舎利会(さりゑ)に山にのぼりてかへりけるに、
さくらの花のもとにてよめる
 僧正へんぜう

山かぜにさくらふきまきみだれなむ
花のまぎれにたちとまるべく

雲林院の親王(常康つねやす親王)が舎利会(しゃりえ)を修めるために比叡山に登って帰ったのに、
桜の花のもとで詠んだ歌。

山風に吹きまくられて桜が乱れ散ってほしいものである。
飛び散る花で道も見分けがつかなくなり、
帰ることもできなくなってとまるように。
# by mteisi | 2011-07-03 06:21 | 古今和歌集
古今和歌集393
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am5:07☆
ほんのり赤みをさしたグレーの空。

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山にのぼりてかへりまうできて人々わかれけるついでによめる
 幽仙法師

別れをば山のさくらにまかせてむ
とめむとめじは花のまにまに

比叡山に登って用事をすまし帰ってきて、人々が別れたときに詠んだ歌。

いつまでも別れがたいので、
いっそのこと別れを比叡山の桜の花にまかせてしまおう。
人々を山に引きとめるか、とめないかは、花の思うがままである。
# by mteisi | 2011-07-02 05:23 | 古今和歌集
田植え其の4
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終了

結構な広さを残して田植えが終了してしまった。
苗作りの手抜きの性。
もらうことの出来るが、
ここまでとしよう。
写真の濁っている所から先が苗無し。
# by mteisi | 2011-07-01 16:01 | 野良しごと
古今和歌集392
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am6:00☆
ボリュームのある雲の動き。透けて見える青い空。

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人の花山にまうできてゆふさりつかたかへりなむとしける時によめる
 僧正遍昭

ゆふぐれのまがきは山と見えななむ
よるはこえじとやどりとるべく

ある人が花山寺に参詣してきて夕方になるころ帰ってしまおうとしたときに詠んだ歌。

うす暗い夕暮れのとき垣根は山と見えてしまってほしいものである。
こんな山は夜は越えますまいとて、ここに宿をとるように。
# by mteisi | 2011-07-01 06:21 | 古今和歌集
田植え其の3
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稗がもう出ている


今日は5時起きして風山叢へ。
5時50分に到着。
早速田植えに。
苗が足りない、昨日は足りると思ったのだが、
それで一本植えをすることに。
だが成長の足りない情けない苗が多い。
写真にはもう稗が出てきて、
どれが苗か分からないくらい。
どんな稲が育つか、
恐る恐る様子を見よう。
苗が少ないので、
明日2時間やると終わるかも知れない。
# by mteisi | 2011-06-30 10:10 | 野良しごと