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萬葉集383
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劔大刀 身尒取副常 夢見津 如何之恠曾毛 君尒相爲
劔大刀 見に取りそふと 夢に見つ 何の祥ぞも 君に逢はむため
天地之 神理 無者社 吾念君尒 不相死爲目
天地の 神に理 無くはこそ 吾が思ふ君に 逢はず死せめ

澤瀉久孝著「万葉集注釈」4より
# by mteisi | 2016-07-31 07:45 | 萬葉集
荘子325
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一之八
及至聖人、■(敝の下に足・ベツ)■(薛の下に足・セツ)爲仁、踶跂爲義、而天下始疑矣、澶漫爲樂、摘僻爲禮、而天下始分矣、

聖人に至るに及びて、ベツセツして仁を為し、踶跂して義を為し、而して天下始めて疑う。澶漫して楽を為し、摘僻して礼を為し、而して天下始めて分かる。

[ところが]聖人があらわれることになると、むりにつとめて仁を行い、あくせくして義を行って、それ世界じゅうがはじめて疑惑を抱くようになった。また気ままかってに音楽を奏で、こまごまと礼儀をさだめて、それで世界じゅうがはじめて分裂するようになった。
# by mteisi | 2016-07-31 07:35 | 荘子
朝歌7月30日
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am6:20

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あかるさにめをさましなくわしわしと

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明光覺醒儂儂単虫
# by mteisi | 2016-07-30 07:25 | 朝歌
萬葉集382
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暮去者 物念益 見之人乃 言問爲形 面景爲而
夕されば 物思ひまさる 見し人の 言問ふ姿 面影にして
念西 死爲物尒 有麻世波 千遍曾吾者 死變益
思ふにし 死するものに あらませば 千たびぞ吾は 死にかへらまし

澤瀉久孝著「万葉集注釈」4より
# by mteisi | 2016-07-30 07:20 | 萬葉集
荘子324
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一之七
夫至徳之世、同與禽獸居、族與萬物並、惡乎知君子小人哉、同乎无知、其徳不離、同乎无欲、是謂素樸、素樸而民性得矣、

夫れ至徳の世は、同じく禽獸と居り、族まりて万物と並ぶ。惡くんぞ君子と小人とを知らんや。同乎として無知なり、其の徳離れず。同乎として無欲なり、是れを素樸と謂う。素樸にして民性得らる。

いったい、最高の徳が行われた世では、人々は鳥や獣といっしょに雑居し、万物といっしょに区別なく住んでいた。どうして君子と小人との差別などわきまえようか。ぼんやりとして知識もなく、その本来の持ちまえから離れることがなかった。ぼんやりとして欲望もなく、これこそ素朴(すなわち樸のきじのまま)というものであった。素朴であってこそ、民衆の自然な生まれつきも完全であった。
# by mteisi | 2016-07-30 07:19 | 荘子