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荘子315
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一之二十二
任其性命之情而已矣、吾所謂聰者、非謂其聞彼也、吾所謂明者、非謂其見彼也、自見而已矣、

其の性命の情に任ずるのみ。吾が謂わゆる聰とは、其の彼を聞くを謂うに非ざるなり。自ら聞くのみ。吾が謂わゆる明とは、其の彼を見るを謂う非ざるなり。自ら見るのみ。

その本ではなくて、その性命の自然なありかたにこそまかせることだ。私のいう耳がさといとは、あの音いろを聞き分けるようなことをいうのではなくて、自分の[内なる自然な呼び声]を聞きとることだ。私のいう目がさといとは、あの色を見分けるようなことをいうのではなくて、自分[の内なる自然な持ちまえ]を見ることだ。
# by mteisi | 2016-07-21 06:52 | 荘子
朝歌7月20日
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am6:39

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あかりみちせみかまびすしくもしずか

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満光澄空■(シュウ・四つの口)蟬雲静
# by mteisi | 2016-07-20 07:07 | 朝歌
シュウ
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シュウ かまびすし
会意
四口からなる。
口はサイで祝禱を収める器。
多くの器を列して、
神に祈ることをいう。
# by mteisi | 2016-07-20 07:03 | 語源で遊ぶ
萬葉集372
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大夫毛 如此戀家流乎 幼婦之 戀情尒 比有目八方
ますらをも かく戀ひけるを たわめやの 戀ふる心に たぐいあらめやも
月草之 徙安久 念可母 我念人之 事毛告不來
月草の うつろひやすく 思へかも 我が思ふ人の 言も告げ來ぬ

澤瀉久孝著「万葉集注釈」4より
# by mteisi | 2016-07-20 06:58 | 萬葉集
荘子314
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一之二十一
屬其性乎五色、雖通如離朱、非吾所謂明也、吾所謂臧、非仁義之謂也、藏於其徳歸已矣、吾所謂臧者、非所謂仁義之謂也、

其の性を五色に属ぐは、通ずること離朱の如しと雖、吾が謂わゆる明には非らざるなり。吾が謂わゆる臧しとは、仁義の謂いに非ざるなり。其の徳を臧しとするのみ。吾が謂わゆる臧しとは、謂わゆる仁義の謂いに非ざるなり。

その自然な生まれつきをいろいろの美しい色彩にしばりつけているものは、たとえ離朱はどに[ものの見分けに]通達しているとしても、それは私のいう目のさといものではない。私のいうすぐれたものとは、仁義のことをさすのではなくて、
# by mteisi | 2016-07-20 06:56 | 荘子