古今和歌集358
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am6:33☆
雨に煙る白い空。

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山たかみくもゐに見ゆるさくら花
心の行きてをらぬ日ぞなき

山が高いのでまるで空の雲のあたりに見えている桜花は、
実際に近づくことはできないが、
私の気持ちだけは行って居ない日は一日もない。
# by mteisi | 2011-05-28 06:46 | 古今和歌集
古今和歌集357
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am6:05☆
白く霞んだ壁のよう。

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内侍のかみの右大将ふぢはらの朝臣の四十(よそぢ)の賀しける時に、
四季のゑかけるうしろの屏風にかきたりけるうた


かすがのにわかなつみつつよろづ世を
いはふ心は神ぞしるらむ

尚侍(ないしのかみ)が右大将藤原朝臣(定国)の四十歳の賀宴をもよおしたときに、
四季の絵がかいてあったうしろ側の屏風に書いた歌のうち、春の歌。

春日野で若菜を摘みながら、万歳までの長寿をことほいでいる心は、
先祖の春日の神(天児屋根命あめのこやねのみこと)も照覧なさることであろう。
# by mteisi | 2011-05-27 06:26 | 古今和歌集
古今和歌集356
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am6:06☆
一面白っぽいグレー。

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よしみねのつねなりがよそぢの賀にむすめにかわりてよみ侍りける
 そせい法し

よろづ世を松にぞ君をいはひつる
ちとせのかげにすまむと思へば

良岑経也(よしみねのつねなり)の四十歳の年賀のときにそのむすめに代わって詠んだ歌。

万年までの長寿を待ちのぞみ松につけて父を、
また鶴につけてことほいでいることである。
私の父の千年までの長寿の恩顧のもとで暮らそうと思っているので。
# by mteisi | 2011-05-26 06:23 | 古今和歌集
古今和歌集355
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am6:24☆☆
氷を削ったような涼やかな線状。

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藤原三善が六十(むそぢ)の賀によみける
 在原しげはる

鶴亀もちとせののちはしらなくに
あかぬ心にまかせはててむ
 この歌はある人、在原のときはるがともいふ

藤原三善の六十歳の年賀のときに詠んだ歌。

長命の代表とせられている鶴や亀も、
千年たった後ははたしてどうであるかっわからないので、
あなたの寿命は、
いくら長くてもあきたらない私の考えにまかせてしまおう。
# by mteisi | 2011-05-25 06:43 | 古今和歌集
古今和歌集354
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am6:04☆
凸凹のグレーの雲。

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ふしておもひおきてかぞふるよろずよは
神ぞしるらむわがきみのため

寝ていては心で祈り、起きていては指おり数えて願っている万年までの長寿は、
あなた(本康親王)のためであることを、神はかならず御覧なされ、
お守りくださるであろう。
# by mteisi | 2011-05-24 06:19 | 古今和歌集
古今和歌集353
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am6:02☆
グレーに霞む雨空。

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 そせい法し

いにしへにありきあらずはしらねども
ちとせのためし君にはじめむ

その昔このような例があったかなかったかは知らないが、
千年の長寿の例をあなた(本康親王)からはじめよう。
# by mteisi | 2011-05-23 06:17 | 古今和歌集
古今和歌集352
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am6:02☆
白っぽいグレー。

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もとやすのみこの七十の賀のうしろの屏風によみてかきける
 きのつらゆき

春くればやどのまづさく梅の花
君が(脱字)ちとせのかざしとぞ見る

本康親王の七十歳の年賀の祭の宴席の後ろに立てる屏風に詠んで書いてあった歌。

春がくるといつでも親王のこの邸宅にまっさきに咲く梅の花は、
親王の千年までもつづく長寿の御祝のかざしと思われることである。
# by mteisi | 2011-05-22 06:23 | 古今和歌集
苗代に草
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稲が出らずに草が出た。

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草取りの後。

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赤くなったさくらんぼ。


苗代を見ると草が沢山出ていた。
毎年作る度に違う状態になる。
でも、こんなに草が出たのは初めて。
中に入って様子を見ると、
稲は籾の状態で少しひげが出ていた。
この時期に草を取るのがいいのか分からないが、
とにかく草を取った。
さてどうなるか。
水が冷たいと生育が遅くなるので、
水量を減らすようにした。

ところで、花瓶に入れたさくらんぼは
甘くならずにしぼんでしまった。
今日は枝を切らずに摘み取ってきた。
もっと甘くなるのかも知れないが、
まあまあの味。
# by mteisi | 2011-05-21 21:46 | 野良しごと
古今和歌集351
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am6:05☆
くらい雲がモクモクと。

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さだやすのみこの、きさいの宮の五十の賀たてまつりける御屏風に、
さくらの花のちるしたに、人の花見たるかたかけるをよめる
 ふじはらのおきかぜ

いたづらにすぐす月日はおもほえて
花見てくらす春ぞすくなき

貞保親王が后の宮の五十歳の祝賀を奉ったときの御屏風に、
桜の花の散る下で人が花を見ている様子のかいてあった絵を詠んだ歌。

なすこともなく無意味に暮らすときは、月日のことはいっこうに気にかからないが、
さて春になって美しい花が咲くと、花を見て暮らす月日の少ないことが、
しみじみ感じられることよ。
# by mteisi | 2011-05-21 06:18 | 古今和歌集
花器制作
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電気溶接で花器作り。

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傷が上手く入った。まわりの白い煤を拭き取るとしぶくなった。

アクロスでの「街の一隅」では花も池坊の岡田幸枝先生に活けてもらう。
だが花器はすべてこちらで準備。
今年は鉄板とブリキを成形して、花器に見立てる。
その一つが今日仕上がった。

悪戦苦闘の末、お茶で使うテーブルの脚も造った。
溶接は下手くそなので、なかなかくっつかない。
出来上がりは、あまりに適当で裏は見せられない。
何となく内股気味。
天板は使い古しの足場板。
# by mteisi | 2011-05-20 20:51 | 展覧会