古今和歌集151
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今さらに 山へかへるな 郭公
こゑのかぎりは わがやどになけ

いったん出てきた以上、今さら山へ帰るな、ほととぎすよ。
声のつづくかぎりはわたしの家で鳴いてくれよ。
# by mteisi | 2010-10-26 07:17 | 古今和歌集
古今和歌集150
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あしびきの 山郭公 をりはへて
たれかまさると ねをのみぞなく

山からでてきたほととぎすが長く鳴きつづけ、
だれがまさっているかと、まるで競争のように
声を張りあげて鳴いていることよ。
# by mteisi | 2010-10-25 07:21 | 古今和歌集
古今和歌集149
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声はして 涙は見えぬ 郭公
わが衣手の ひづをからなむ

鳴く声だけは聞こえるが涙は見えないほととぎすよ、
わたしの着物の袖が涙でぬれているので、
それを借りてほしいものであるよ。
# by mteisi | 2010-10-24 07:21 | 古今和歌集
古今和歌集148
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思ひいづる ときはの山の 郭公
唐紅(からくれなゐ)の ふりいでてぞなく

わたしが昔のことを思い出す時に、ときわの山のほととぎすは、
こえをふりしぼって鳴くことであるよ。
# by mteisi | 2010-10-23 20:48 | 古今和歌集
古今147
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ほととぎす ながなくさとの あまたあれば
猶(なほ)うとまれぬ 思ふ物から

ほととぎすよ、お前に鳴く里があちらこちらとたくさんあるので、
わたしにはやはり、なんとなくうとましく思われる、
お前をあいしているのであるが。
# by mteisi | 2010-10-22 20:32 | 古今和歌集
露鋒と蔵鋒
 筆法を理解するする時に大切なのが、露鋒(ろほう)と蔵鋒(ぞうほう)という筆の使い方。学校でこのことを教えると、書への興味も随分ちがったものになるのではなかろうか。
 露鋒は筆先を尖らせて書く方法で蔵鋒は先を丸めて書く方法である。露鋒は上手下手が生まれるが、蔵鋒を学べば下手はいなくなる。是非蔵鋒をマスターしよう。
 因みに学校では蔵鋒の指導は行われていない。

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右の列が露鋒で書いた線で左は蔵鋒。露鋒は軽やかで薄い。蔵鋒はまろやかで重い。

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すべて露鋒で書いているが、右が軽く書いた線。左は押し気味に書いてみた。
右の5.6番目の線は右回転を加えたので、木簡調の厚味が出ている。
右回転の丸字で書くと誰でも悪くない字が書ける。

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墨がなくなった状態にして筆の穂先を突き、破筆という割った状態を作り、右から順々に続けて書いてみた。
最初の線は筆をまっすぐ立てて軽く引き、次は右に寝かせて引いた。
3番目は逆入して筆を立てて書いたもの、最後は筆先をしぼりながら刻んで書いてみた。
# by mteisi | 2010-10-19 22:46 | 書について
稲刈り
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家内と娘二人

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今年も稲刈りがやってきた。
水のことなど色々と心配しながらの野良仕事
それでも今年は大過なく稲刈りを迎えることが出来た。
毎年やり方は変わらないが、
田圃の様子はいつも違って、
なかなか正解がみつからない。
だが、どうにか収穫にはたどり着く。
今年は草取りを終わらせた後からも、
雑草の勢いは衰えず田圃中草だらけ。
稲刈り後が草ぼうぼうだった。
家族総出とはいかなかったが、
天気もよかったし、おにぎりも美味しかった。
あと1/3は一人でぼちぼち。
# by mteisi | 2010-10-18 19:59 | 野良しごと
金文臨書
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安部栞ちゃん6年生
令彝(れいい)という周時代初期の青銅器に鋳込まれた文字の臨書。
丁寧にしっかりと見ながら書いていた。途中で小休止しながら書き上げた。
下に余白が出来たので、令彝の簡単なスケッチを勧めてみた。
なかなか字源の説明を全部するのは難しかったので、
面白そうなものを教えた。
1行目8字目の令は深い礼帽をかぶって跪坐して、神の声を聞いている形であるとか、
6行目一番下の既(キ・すで)は食卓で満腹になったので後ろを向いている形であるとか、
明の日は太陽ではなく、円い窓の形で、窓から差し込む月の明かりのこととか。
# by mteisi | 2010-10-17 17:51 | 児童の指導
古今和歌集146
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郭公 なくこゑきけば わかれにし
ふるさとさえぞ こひしかるける

ほととぎすの鳴く声を聞くと、昔の人々ばかりではなく、
すでに別れ去ってしまった故郷までも恋しく思われることであるよ。
# by mteisi | 2010-10-16 07:27 | 古今和歌集
古今和歌集145
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題しらず
   よみ人しらず

夏山に なく郭公 心あらば
物思ふ我に 声なきかせそ

夏山で鳴いているほととぎすよ。
もし思いやりの心があるならば、
物思いにしずんでいるこのわたしに、
そんな悲しい声を聞かせてくれるな。
# by mteisi | 2010-10-15 07:22 | 古今和歌集