古今和歌集94
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はるのうたとてよめる
   つらゆき

みわ山を しかもかくすた 春霞
人にしられぬ 花やさくらむ

春の歌としてよんだ歌。

春霞は三輪山をよのようにもまあ隠すことであるよ。
そのように隠すところを見ると、
人目ににふれない花でも咲いているのであろうか。
# by mteisi | 2010-08-12 18:07 | 古今和歌集
古今和歌集93
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題しらず
   よみ人しらず

春の色の いたりいたらぬ さとはあらじ
さけるさかざる 花の見ゆらむ

春のけはいの及んでいる里と、及んでいない里というような差別はあるまい。
それなのにすでに咲いている花や、まだ咲かない花が見えるのであるが、
どうしたことであろうか。
# by mteisi | 2010-08-11 09:18 | 古今和歌集
アフリカの布
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この布もUNTIDYで手に入れた。クバ族の長い腰巻きのほんの一部分。
どんな絵画にも負けない魅力と豊かさがある。
そしてなによりも斬新。
時を超えている。
大きくアフリカとくくってしまうのも問題があるかもしれないが、
どうしてアフリカのものはいいんだろう。
人類発祥の地というのも、その原因になるかもしれない。
この布は文字が書かれているらしい。
今では読むことが出来ないが、何が書かれているのだろうか。
これを来年のアクロスでの展覧会「街の一隅」で、
茶室に掛けようと思っている。
茶室もアフリカイメージで作りたい。
# by mteisi | 2010-08-10 13:43 | 手仕事
古今和歌集92
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寛平の御時のきさいの宮の歌合のうた
   そせい法し

はなの木も 今はほりうゑじ 春たてば
うつろふ色に 人ならひけり

寛平の御時の后(きさい)の宮の歌合に番(つか)った歌。

花の咲く木もこれからはもう掘って来て植えまい。
春になると、いつでも花の色が移り変わっていくが、
その移り変わっていく色の人がみならうのであるから。
# by mteisi | 2010-08-09 10:48 | 古今和歌集
古今和歌集91
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はるのうたとてよめる
   よしみねのむねさだ

花の色は かすみにこめて 見せずとも
かおだにぬすめ 春の山かぜ

春の歌としてよんだ歌。

美しい花の色は霞にとじこめてみせないとしても、
せめて香りだけでもむすみ出して来てくれ、
春のやまあらしよ。
# by mteisi | 2010-08-08 15:43 | 古今和歌集
古今和歌集90
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ならのみかどの御うた

ふるさとと なりにしならの みやこにも
色はかわらず 花さきにけり

奈良の帝の御製

旧都となり、すべてが変わってしまった奈良の都にも、
花だけは色は変わることなく咲いたことであるよ。
# by mteisi | 2010-08-07 14:10 | 古今和歌集
古今和歌集89
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亭子院(ていしゐん)の歌合の歌
   つらゆき

さくら花 ちりぬる風の なごりには
水なきそらに 浪ぞたちける

延喜十三年三月十三日の亭子院の歌合の歌。

桜花が、そのために散ってしまった風の名残としては、
水のない空になごりの浪が立っていることであるよ。
# by mteisi | 2010-08-06 13:29 | 古今和歌集
古今和歌集88
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題しらず
   (一本)大伴くろぬし

春雨の ふるは涙か さくら花
ちるををしまぬ 人しなければ

春雨がしとしと降っているのは、人の泣く涙であろうか。
桜の花の散るのを惜しまない人はいないのであるから。
# by mteisi | 2010-08-05 23:13 | 古今和歌集
古今和歌集87
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ひえにのぼりてかへりまうできてよめる
   つらゆき

山たかみ みつつわがこし さくら花
風は心に まかすべらなり

比叡山に上り帰ってきてよんだ歌。

山が高いので折り取ることもできずただ見るだけで、
私が通って来たあの桜の花を、
風はおもうとおりにしているようであるよ。
# by mteisi | 2010-08-04 22:49 | 古今和歌集
桜黐巣
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桜黐巣の彫り込みを終えて、
ただいま文字を白くするために、白墨を塗っている。
チョークではなくて、膠で石灰?を固めたものであろうか、
白い墨で刻字用のものである。
奈良の墨運堂から手に入れたが、需要が無くてもう生産してないらしい。
10個残っているものの中から2個手に入れた。
これが、なかなか濃くならない。
元来、淡墨を好んで使うので墨を濃くすらない。
まあ、いいかなあというところで塗ってみると、
下地の木の色が出ている。
この写真で3度塗ったところ、
まあ白く見えるが、まだ本当に欲しい白ではない。
そして、結構長く擦ってみたが、まだまだだ。
これからまた、塗ってみようと思っている。
# by mteisi | 2010-08-02 16:51 | 自作の書