古今和歌集526
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雲の斜線が清々と。

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こひしねとするわざならしむばたまの
よるはすがらに夢に見えつつ

これで恋こがれて死んでしまえというやり方であるらしい。
夜は夜どおし夢に見えながら、すこしも逢ってくれないのによれば。
# by mteisi | 2011-11-12 07:29 | 古今和歌集
今朝の一筆
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今見マセイツ見ルモ

柳宗悦の心偈(こころうた)の中の一偈。
いつも見ていても、今の新鮮なその目で見ましょう。
と言っている。

春秋社から出版された素晴らしい本で。
柳が紡いだ言葉を棟方志功が一つ一つ板画に摺っている。
# by mteisi | 2011-11-12 07:22 | 自作の書
古今和歌集525
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幽玄で精妙な宇宙の造形。

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夢の内にあひ見む事をたのみつつ
くらせるよひはねむ方もなし

せめて夢の中でなりとも、
いとしい人に逢うことを心頼みにして日を暮らした晩は、
ねむるべきすべもなく、夢にさえ見ることができない。
# by mteisi | 2011-11-11 07:24 | 古今和歌集
今朝の一筆
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卿宁

卿は食卓について食事をしているところ。

祭りの後の饗宴のときに𣪘をはさんで二人が座っている形が郷で、
郷(むか)うの意味となり、饗宴の意味となる。
饗宴に招かれる身分のものを卿という。
卿の所有する領地を郷といい、
のちに領地である意味を含めて皀の左右に、
邑(さち、むら)を加えた郷の字が作られた。
卿と郷はもとは同じ字であった。(常用字解より)

宁はちょで蓄えるという意味をもつ。
中に弓や貝を入れたものもある。

図形的であり熟語ではない。
# by mteisi | 2011-11-11 07:18 | 自作の書
古今和歌集524
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柔らかい乳白色にちょっぴり青味をさした空の色。

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思ひやるさかひはるかになりやする
まどふ夢ぢにあふ人のなき

いとしい人のことをあれやこれやと思いめぐらしている
想像の地域があまりに遠くまでひろがり過ぎたのであろうか。
私の心は夢路をまどっているが、
あの人に行き逢うこともないことである。
# by mteisi | 2011-11-10 07:07 | 古今和歌集
今朝の一筆
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幽白乳靑深生朝

窓からの空を見て浮かんだ文字群。
# by mteisi | 2011-11-10 06:57 | 自作の書
古今和歌集523
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白い世界にひんやり。

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人を思ふ心は我にあらねばや
身の迷ふだにしられざるらむ

いとしい人を恋い慕う心は、
もう自分ではなくなっているからであろうか、
わが身がこれほどまどっていることすら、
心にはわからないようである。
# by mteisi | 2011-11-09 07:22 | 古今和歌集
今朝の一筆
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臤は上の方を見ている目の形に手を入れている形。
瞳を傷つけて視力を失わせることを表している。
このような方法です力を失った者が臣(しもべ)で、
神に捧げられ神に奉仕する者であった。
臣の中には普通の人と違って、
さまざまな能力をもつ者がおり、
その人を臤という。
臤が賢のもと字。
貝は遠く南方の海でしか取れない子安貝で、
非常に貴重なものとされ、
賢は高価という意味になるのであろうが、
臤にかわって「かしこい、まさる、すぐれる」の意味に
使われるようになった。
# by mteisi | 2011-11-09 07:08 | 自作の書
古今和歌集522
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am6:13
これから明けていくかすかな雲が。

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ゆく水にかずかくよりもはかなきは
おもわぬ人を思ふなりけり

流れゆく水の上に数をしるすよりももっとはかないのは、
思ってくれない人を恋したうことであるよ。
# by mteisi | 2011-11-08 06:44 | 古今和歌集
今朝の一筆
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これも目が立っている形。
上方を見ている大きな瞳を表している。
殷王朝では王子の子を小臣といい、
神事につかえるべき者とされた。
神につかえる者の意味から、
のち君につかえる「おみ、けらい」の意味となり、
さらに他につかえる者すべてをいうようになり、
「つかえる」の意味に用いる。
# by mteisi | 2011-11-08 06:37 | 自作の書