古今和歌集376
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am6:40☆
ぼんやり霞がかかっている。

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ひたちへまかりける時にふぢはわのきみとしによみてつかはしける
 竈

あさなけに見るべききみとしたのまねば
思ひたちぬる草枕なり

常陸国(茨城県)へ下ったときに藤原公利(きんとし)に詠んで贈った歌。

毎日毎日逢うことのできるあなたと、
今までのように私は頼みにしていないので、
ついに思いきって出発した旅であるよ。
# by mteisi | 2011-06-15 06:56 | 古今和歌集
お土産の袋
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娘の陽が香港に行って、
面白いものを連れてきた。
大小の字が入り交じり、
バランスを壊して大騒ぎ、
刻み込んだ線はベンシャーン。
大画面でこんな遊びはどうだろうか、
ことばでも遊びたい。
# by mteisi | 2011-06-14 21:36 | 書について
古今和歌集375
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am6:06☆
平らな白くくもった雲。

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題しらず
 よみ人しらす

唐衣たつ日はきかじあさつゆの
おきてしゆけばけぬべき物を
 
あなたの出発する日時は私は聞きますまい。
あなたが置きざりにして行ったので、
私は消えてしまいそうであるよ。
# by mteisi | 2011-06-14 06:15 | 古今和歌集
古今和歌集374
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am6:28☆
ふんわりと白とグレーが重なって。

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あふさかにて人をわかれける時によめる
 なにわのよろず

相坂の関しまさしき物ならば
あかずわかるる君をとどめよ

逢坂である人と別れたときに詠んだ歌。

逢坂の関がまさしくその名のごとくであるならば、
名残を惜しみながらやむなく別れていく君を引きとどめてくれよ。
# by mteisi | 2011-06-13 06:34 | 古今和歌集
古今和歌集373
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am6:53☆
雨降りの白い空。

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あづまの方へまかりける人によみてつかはしける
 いかごのあつゆき(伊香淳行)

おもへども身をしわけねばめに見えぬ
心を君にたぐへてぞやる

東国の方へ下った人に詠んで贈った歌。

いっしょに行こうと思うけれども、私の身を二つにわけることができないので、
目には見えない私の心だけを、あなたに連れそわせていっしょに行かせることであるよ。
# by mteisi | 2011-06-12 07:12 | 古今和歌集
花入れ色々
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メインの器
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横から
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アンタイデーで買った器
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風呂のつもりが花器に
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鉄板を曲げて溶接
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椅子の脚が花器に変身

今回作った花器の色々。
メインの器は鉄板を切って、溶接で才の甲骨文をきざんでみた。
その器を横から見たところ。
アンタイデーの器はアイアンメッシュを適当に切り四角柱にし、
拾った丸い錆びた金物を敷いてのせた。
風炉のつもりが大きすぎたので花を入れに。
茶室の前の器は鉄板を弓形に曲げて裏に四角い鉄板を張り付けた。
最後の花器は、
椅子の脚だったが溶接に失敗したので台形の器にした。
# by mteisi | 2011-06-11 23:47 | 展覧会
古今和歌集372
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am6:12☆
うすい鼠色の白っぽい雨空。

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ともだちの人のくにへまかりけるによめる
 在原しげはる

わかれてはほどをへだつとおもへばや
かつ見ながらにかねてこひしき

友だちが他国へ下ったときに詠んだ歌。

別れてのちは遠くへくだると思うからであろうか、
このように逢っておりながらも、
あたかじめ恋しく思われることよ。
# by mteisi | 2011-06-11 06:26 | 古今和歌集
古今和歌集371
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am6-00☆
白っぽいグレーが被さっている。

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人のむまのはなむけにてよめる
 きのつらゆき

ある人の餞別に詠んだ歌。

別れを惜しんでいる今からでさえもこんなに恋しいのに、
白雲のたなびく彼方に向かって旅立ってしまった後は、
どんな気持ちがするであろうか(想像もできないほどであろう)。
# by mteisi | 2011-06-10 06:07 | 古今和歌集
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茶室のア
 
今回の作品。アは3・11のアッと驚くのア。
そして始まりのアでもある。
ブリキを焚き火で焼いてグレーの質感を作り、
それを電気溶接で焼いて文字を描き出した。
アクリルボックスに入れたので反射して、
内容がよく分からないのが残念。
アの字の元字は阿の阝の一部から出来ている。
阝は阜の字で、丘や山の連なりを表すとされていたが、
白川静は神が降りてくる階段であると解読した。

そこでこの茶室は、床柱にギザギザの階段を付けて、
神様に降りてきてもらうことにした。
そして床には三角錐の香盒をおいた。
机の奥にわずかに出ている。
三角の盛り土は土の字の原型で、
これも神様を下ろすための形。
それで神社の社には土と玉や祭肉を供える台の示が
組み合わされている。

こんな語源遊びの茶室に遊びに来て欲しい。
あと金土日の三日間。
# by mteisi | 2011-06-09 23:04 | 展覧会
古今和歌集370
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am6:17☆
青味のさした白っぽいグレー。

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こしへまかりける人によみてつかはしける

かへる山ありとはきけど春霞立ち別れなばこひしかるべし

越(こし・北陸地方)へ下った人に詠んで遣わした歌。

越の国には、かえる山があると聞いておるので、
行ってもすぐ帰るであろうと思うが、春霞がたつとともに、
立ち別れてしまったならば、恋しいことであろう。
# by mteisi | 2011-06-09 06:37 | 古今和歌集